オンラインカジノはギャンブル依存症になりやすい?

オンラインカジノが抱える社会的問題の中でも、最も大きな声で叫ばれているのがギャンブル依存症だといえます。
近年、ギャンブル依存症が話題になっているのは皆様もご承知の事でしょう。
日本におけるカジノ誘致問題に端を発しているとはいうものの、日本には半ば公共事業である競馬や宝くじ、民間で言えばパチンコなどがすでに存在していました。

つまり、ギャンブル依存症が社会問題であったのはカジノ誘致以前からだといえます。
今回は、民間のギャンブルでも比較的新しいジャンルのオンラインカジノと、ギャンブル依存症について語らせていただきます。

オンラインカジノはギャンブル依存症になりやすいのか

オンラインカジノはギャンブル依存症になりやすいのか
そもそも、オンラインカジノはギャンブル依存症になりやすい遊びだといえるのでしょうか。
かつては他の遊びに比べるとその可能性は否定できませんでしたが、今はそうともいえません。

そもそも依存症は、日常生活とどれだけ密接に関わっているかが重要な要素になります。
例えばパチンコや競馬は、実際に遊技場へ出向かなければ遊ぶ事ができません。
ですが、オンラインカジノですとネット環境さえあればどこにいても遊ぶ事ができます
なので、他の遊びに比べるとギャンブル依存症に陥る可能性が高くなるのです…というのが、かつてよく言われていた事でした。

いまでは、競馬もオンラインで遊ぶ事が出来るようになっています。
つまり、かなりの遊技がオンライン化しているといえるのです。
そのため、今現在はオンラインカジノが他の遊技に比べてギャンブル依存症に陥りやすいとはいえません。
今は、遊技のオンライン化が進む昨今の状況を鑑みると、ギャンブル依存症に陥らない付き合い方を模索することが重要になっていているのです。
では、オンラインカジノとどのようにして付き合っていけばよいのでしょうか。

遊び方を習慣にする

「ギャンブルを習慣にすると、ギャンブル依存症になってしまう」とよく言われます。
確かに、オンラインカジノで遊ぶ事を習慣にすると遊ぶ頻度が上がり、ギャンブル依存症に陥ってしまう可能性がグンとあがります。
しかし、ただ遊ぶ事を習慣にするのではなく遊び方を決めて、その遊び方を習慣にすればギャンブル依存症で苦しむという事態を避けることが可能です。

どういう事かというと、要するに「ルールを設ける」という事です。
例えば「プレイは週に3日だけ」や「月5万円までしか使えない」というルールを作って、それに合わせてプレイするとギャンブル依存症を回避する事が出来ます。
依存症は、先述のように日常生活と密接であればあるほど陥りやすいという特徴があります。

そのため、なんのルールも無しにオンラインカジノをプレイ出来るようにしてしまうと、簡単にギャンブル依存症になってしまうのです。
ですが、プレイするためのルールを作ってそれに従う事で、「常にオンラインカジノをプレイ出来る」という状態から遠ざける事が出来ます。
これが、ギャンブル依存症を回避するために必要なのです。
ギャンブル依存症に限らず、多くの依存症は「簡単にする事が出来る」事によって歯止めが効かなくなるというパターンがかなり多いといえます。
そのパターンにハマらないプレイスタイルが、オンラインカジノとの付き合い方において極めて重要なのです。

専用のクレジットカードを作るのも手

専用のクレジットカードを作るのも手
ルールを作っても不安だという方は、オンラインカジノをプレイする為だけのクレジットカードを作ってしまうと良いです。
「余計に浪費してしまうのでは」と思われるかもしれませんが、ただ作るだけではありません。
カードを作った際に利用可能額を少額にし、さらにリボ払いを利用せず一括払いのみのカードを作って、それをオンラインカジノで利用するのです。

オンラインカジノに限らず、様々なギャンブルで最も陥りやすいのが「クレジットカードの利用可能枠いっぱいまでつかってしまう」事で、そこからまた新しいカードを作り可能枠いっぱいまでつかってしまい…という恐ろしいスパイラルにハマりながらギャンブル依存症に陥ってしまうわけです。
そんな恐ろしい状況に陥らぬように、事前に枠まで設定した専用のクレジットカードを用意しておけば、自身の返済能力以上の金額をオンラインカジノにつぎ込んでしまうという事になりません。

目安として、自身の月収の2割くらいを限度にしておくと苦しむことはないでしょう。
借金を返すために借金をして賭けるというのは、まさに愚の骨頂です。

正しく遊べば問題無し

正しく遊べば問題無し
結局のところ、オンラインカジノは上手に付き合っていけばギャンブル依存症になる事はありませんし、他の遊技に比べてみてもギャンブル依存症になりやすいものでもないのです。
だからといって、甘く見てはいけません。
ギャンブル依存症に陥らないためには、自身の身の丈に合った遊び方をするのが鉄則です。
一発大儲けしてやろう、という気持ちでなくちょっとした小遣い稼ぎと捉えてプレイすると余裕をもって楽しめます。
皆様もぜひ、気持ちに余裕を持てる程度にプレイする事を心掛けましょう。